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時代箪笥の木庵田中は明治時代の和箪笥(骨董たんす)をリホームリメークして今の生活に使える時代箪笥を販売する京都の家具屋です。

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エッセイ 右往左往item list

右往左往は1月4月7月10月に更新します。


木庵の日々の出来事をつぶやいております。どうぞお楽しみください。
 


右往左往 2026 01

毎日走り回っているつもりでも所詮大自然の掌で右往左往しているのが関の山そんな私のひとりごと(紫野 木庵 庵主 公童法師)No119

馬頭観音(めとうかんのん)何十年か前師の山坊に通い始めたころ縁側に泥仏が置いてあった。「ばとうかんのん」ですかと訪ねると「めとうかんのん」と呼んでくださいと教えていただいた。馬頭観音様は馬が煩悩を食い尽くし悪縁や悩みを断ち切るご利益があるとAIが教えてくれる。薬師如来を守られる十二神将の珊底羅大将(さんてらたいしょう)が午年に当たると奈良国立博物館のwebサイトに紹介されている。で頭に馬を戴いた観音様を描こうとお馬さんを作画、しかし彼の技術では上手く思う位置におさまらなかった。ところが円の中には綺麗に入られたのでそのままお釈迦様が両手で持ち上げた姿になりました。まるで昨年アメリカMLBでドジャースが優勝し最優秀選手に山本由伸投手が選ばれロサンゼルス空港でトロフィーを持ち上げられたように。午年午年午年で思い出したのが「左馬」の茶碗直径10pほどの手のひらに収まる大きさで、山坊によく来られる方が自宅に窯を作られ初焼きの記念には馬の字を逆さに書いた茶碗をと師に依頼された。赤茶の土に白い釉薬を掛ける際釉薬をはじく液体を筆で「左馬」「美土里」と窯の名前を書かれた。後日字の部分だけが土色の茶碗が送られてきてその場に居合わせた夜学の連中に配られた。素早く手に入れた彼は桐箱を用意して師に箱書きをしてもらいそのままお蔵入り。午年だから三十六年ぶりかと箱から取り出し白い釉薬だから抹茶の緑が綺麗と思いつつ、いや般若湯のほうがアンタさんにはお似合いか、でもいただいた翌朝は馬足ならぬ千鳥足でサノヨイヨイ。忘れちゃいけない「不飲酒戒」はどうするの、両手を挙げて万歳三唱。ウフフ

 

  手のひらに ふっと収まる 白茶碗 抹茶点よか 酒飲み ましょか
 (公童法師)



いろは説法12(松の緑はやがて雪景色の主役に)師はよく鶴の絵を好んで描かれた。賛に「松影迎風」(しょうけいげいふう)松は厳しい冬の中でも緑を保つ「不変」迎風は時間の「変化」だそうで無常の中の不変とのこと。風の動きと松の存在が自然の理を表すと言われます。正月の床飾りは「松影迎風」の賛が書かれた掛軸に二月堂お水取りで奉納されたお松明竹で作った根付きの花入れに松一本、中央のぐっと伸びた枝を取り囲む四本の枝。本尊を取り囲む四天王を表しいています。枝下を半紙紙で巻いて紅白の水引を締めます。庵の床には「日の出図」の掛軸と伊勢神楽窯の花入れに松 南天 水仙を挿します。店飾りは恵比寿大黒図の暖簾に白木の重箱に描いていただいた「赤富士に飛天、いろは童女、三人娘」と張り子の馬となります。干支は変われど毎年同じようにしようと思っています。そう「不変」と「変化」そこを楽しむことが迎春の喜び。では本題の「松の緑はやがて雪景色の主役に」とは何でしょう。師の著書によると松の樹木を「まつ」と発音するのは、天から神様が松の木をつたわって降臨くるのを「待つ」ところから由来するとの説もあるそうで。今でいうなら幸福が松を通じて我が家にやって来るという意味だそうです、また論語に「歳寒くして松のしぼむに後(おく)るるを知る」常緑樹の松や柏はほかの植物がしぼんでしまった厳冬になって、初めて青々とした緑の葉を繁らせ力強く生きている姿を人間世界に置き換えて、逆境にも屈しない孤高の品格を持って生きる人「歳寒の松柏」などとも言われた。雪景色に映える松の緑、我もなりたし歳寒の松柏・ムリムリムリ?

 

 


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